
1. 人事システムを探すにはHRTechの展示会に行くのが効率的
社内の人事情報をシステムで管理しようと考えるタイミングは様々なシーンがあると思います。
- 社内に人が増えて来て、顔と名前が一致しなくなってきたため人事システムで情報を管理して見える化したい
- 人の入社・退職の手続きで業務の多くの時間がとられているため、作業を効率化したい
- これまでは人事情報をエクセルで管理していたがどのエクセルが最新がわからなくなったり管理が煩雑なため、更新履歴がわかり常に最新の状態で管理できる仕組みが欲しい
など・・・
上記はほんの一例にすぎず、「人事システム」と一言で言っても、
- 従業員を募集するページや応募者、選考状況を管理する採用管理システム
- 日々の出社・退社など勤務状況を管理する就業管理・勤怠管理システム
- 毎月の給料を支払うための給与計算システム
- 人の配置や評価・パフォーマンスを管理・見える化するタレントマネジメントシステム
というように、人事システムと言っても、目的や解決したい課題によって様々なものがありますが、何らかの理由により人事システムの導入検討を始めた場合に、共通して行うことがあり、それは世の中の人事システム・サービスの情報収集となります。
最近はHRTechという言葉をキーワードに様々なテクノロジーを使って人事業務や組織の課題を解決するサービスが次々に世の中に登場してきています。
インターネットで「人事システム」とキーワードを入力して検索すればたくさんの製品やサービスのページがヒットすると思いますが、ホームページの記載を見ただけでは、今一つイメージが湧かない部分や、もう少し具体的な操作性などが知りたいものもあるかと思います。
1つ1つのサービスを提供会社に問い合わせながら見積りを取りながら・・・と進めているとあっという間に時間だけが過ぎてしまうこともあるかと思います。
その時に多くの人事関連のシステムサービスを提供する企業が集結する展示会に行けば、その場でまとめて複数企業の人事システムやサービスの情報を集めることができます。
展示会の参加は基本的に無料。
企業のロゴ入りグッズももらえます基本的に展示会場に入場するのは無料です。
入り口で名刺を提出して記入用紙に興味のある分野などを記入すればそれで入場できます。
また、企業ごとにパンフレットはもちろん、合わせて企業のロゴ入りが多いですがボールペンやクリアフォルダーなどなど様々なグッズがもらえることも多いです。
2. 日本最大規模の国内展示会のまとめ
HR(人事業界)に限らず、特定の業界の企業が集まり製品やサービスを紹介する展示会は世界中でよくあるイベントだと思います。
その中で人事業界・人事システム・人事サービスに特化した展示会で有名なイベントを紹介します。
HR EXPO
毎年、東京ビックサイトで開催される人事業界向けの展示会では国内最大規模を誇るイベントです。大手企業の老舗企業から中小ベンチャーまで数百社が出展しているため、一通り周るだけでかなりの情報を集めることができます。
HR EXPO開催日程:2017年7月26日(水)〜28(金) 10:00 〜 18:00
http://www.hr-expo.jp/tokyo/
Human Capital
Human Capitalも毎年開催されるイベントで日経が主催してるイベントです。有楽町にある東京国際フォーラムで開催され、規模はHR EXPO同様、国内最大規模を誇ります。
Human Capital 2017開催日程:2017年6月28日(水)〜30(金) 10:00 〜 17:30
http://expo.nikkeibp.co.jp/hc/2017/
3. 展示会にいくメリット
「働き方改革」「ワークスタイル改革」の人事業界のトレンドや他社の取り組み事例などがわかる
人事業界にもHRTechというキーワード共にIT・テクノロジーを活用した組織改革・企業改革のトレンドがやって来ています。
また、世の中的にも「働き方改革」「ワークスタイル改革」という政府が働き方を見直す方針を掲げ、人事業界に大きな変革の波が押し寄せて来ています。
自社内部で検討していた課題の解決が他社ではすでに解決されていた。ということも大いにあるため、世の中の企業・人事がどのようなことに困っていて、それをどのようにITを使って解決して行くのかが、展示会の中に集約されていると思いますので、自身の目で耳で色々な情報を収集することができることはとても大きなメリットだと思います。
また、気になる企業・サービスがあった場合にその場で気になる点を解決できることはスピード感を持って情報収集・検討を進めることができると思います。
- 実際の画面を見たり・操作することができます。大抵の企業はデモやテスト機を用意しているのでその場で操作感を知ることができます。
- 担当者のやりとりから企業の雰囲気がわかります。営業担当者が主にデモや質問の回答などを担当すると思いますが、やはり社風は会社ごとにあるもので、それとなくその企業の雰囲気やスタイルをみることができます。
ぜひ人事業界で働いている方は、展示会に参加して色々な情報を収集して、変化に適用する人事制度の構築や組織活動に活用してもらえればと思います。