GビズID?e-GOV?社会保険の電子申請の仕組みを整理してみた

GビズID?e-Gov?社会保険の電子申請の仕組みを整理してみた

リモートワークの普及、役所に提出する書類の押印の廃止などにより、従来紙で処理していた書類が急速にデジタルへと移行されていると思います。

会社が役所に提出する書類はいくつかありますが、その中でも社会保険・労働保険の手続き書類を提出するケースも多く、年金事務所やハローワークなど役所に出向いて提出していた書類を、会社のPCから提出する電子申請に切り替えたいと考えている人事担当者様や会社経営者様も多いと思います。

大企業では電子申請での提出が必須という制約も出てきているため、徐々に電子申請がスタンダードな提出方法になっていくものと思います。

「では我が社も社会保険・労働保険の手続きを電子申請に切り替えよう」と思った時に、すぐにできるものではなく、電子申請をするための準備というものが必要となります。その中でGビズIDe-Gov?といった聞き慣れないワードが登場することによって、電子申請の導入にハードルが高いなと躊躇してしまう事業者様もいるかと思います。

そこで今回は電子申請の方法を整理してみました。

電子申請の方法は1つではなく、以下3つの方法があります。

 申請方法 申請データ作成 認証 補足
①届書作成プログラム 届書作成プログラム GビズID 届書作成プログラムで申請データの作成及び申請を行う
②e-Gov e-Gov GビズID or 電子証明書 e-Govの画面上で操作
電子申請用データ作成ソフト 申請ファイルを外部のソフトウェアで作成し、e-Govに添付
③電子申請対応サービス 電子申請対応サービス 電子証明書 e-GovのAPIを利用

GビズIDという新しい認証の仕組みが2020年4月から始まったため、電子申請の仕組みにいくつもパターンができました。

それぞれの仕組みを解説していきますと、

届書作成プログラムのパターンは実際の申請内容は届書作成プログラムで作成し、新生時の認証はGビズIDで行うという方法になりますが、これが1番シンプルな仕組みかと思います。

e-Govは従来からあるe-Govという仕組みで電子申請をすることができます。従来まではe-Govを利用するには電子証明書を取得する必要がありましたが、GビズIDで申請することもできるため、電子証明書がなくても利用することができるようになりました。

電子申請対応サービスSmartHRなど民間の企業が提供するクラウドサービスや社会保険・労働保険手続きのソフトウェアを使って電子申請を行うパターンです。こちらは操作画面は各サービスが提供する画面を使い申請ができるため、ユーザーに取っては使いやすい画面で業務を進めることができることがメリットです。内部的にはe-Govが提供しているAPIという仕組みを介して申請の届出を行う仕組みになります。

管轄が違う複数の仕組みが理解を難しくしている

電子申請の仕組みを支えるキーワードに「GビズID」「e-Gov」「届書作成プログラム」の3つのキーワードが出てきました。

この3つのキーワードの仕組みを管轄している役所が異なるため以下に整理をしておきます。

GビズID 経済産業省が管轄する電子申請の仕組み
e-Gov 総務省が管轄する電子申請の仕組み
届書作成プログラム 日本年金機構が管轄する届出データを作成する仕組み

GビズID、e-Gov共に電子申請の仕組みですが、GビズIDは経済産業省、e-Govは総務省が管轄する仕組みになります。どちらでも電子申請で社会保険・労働保険の届出をすることができます。

なぜ電子申請が複数あるのか?という疑問を抱く方も多いと思いますし、そこが電子申請の仕組みをわかりにくくしている1つの要因にもなると考えています。

今後デジタル庁ができた後には、電子申請の仕組みも統合や標準化などを経て、シンプルな仕組みになることに期待です。

 

GビズIDなら無料で社会保険の電子申請が可能

GビズIDは2020年4月から始まった新しい電子申請の仕組みです。

GビズIDができる前までは社会保険や労働保険の電子申請はe-Govの仕組みを使った申請方法になっていて、e-Govを利用した電子申請を行うには申請者の身元を保証する電子証明書というものが必要でした。

電子証明書は取得するためには電子証明書を発行してくれる機関に依頼をして発行してもらうのですが、電子証明書を取得するには取得費用が発生するため、電子申請を行うための1つのハードルとなっていました。

GビズIDではWEBの会員サイトにログインするように、ID、パスワードとスマートフォンでの2段階認証の仕組みでログインして利用できるため、GビズIDを使った電子申請を行う上での初期費用がないため気軽に電子申請を始めることができものとなります。

 

GビズIDとe-Govで対応している届出の範囲が違う

GビズIDもe-Govどちらも社会保険、労働保険の電子申請が可能ですが、現時点で電子申請可能な届出の範囲はe-Govの方が多くをカバーしているところが違いとなります。

GビズIDは2020年4月から始まった新しい仕組みのためこれから電子申請可能な社会保険・労働保険の届出の範囲は順次拡充していくものと思われます。また、現時点でも主要な社会保険・労働保険の届出に関してはGビズIDでも対応していますので、業務での運用が可能なものはGビズIDを使った申請を利用することも考えられます。

GビズID、e-Govと電子申請可能な仕組みが2つ存在しているというのが、一見好きな方が使えて便利なようにも思いますが、ユーザー側からすると仕組みが2つあるため、どちらの申請方式を利用するかを考えて利用することが必要です。

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